アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大物仕手筋も関与ーー計画倒産して即、別会社で学生を募るトンデモ医系予備校

 医学部に特化し、万一、すべての志望校に不合格だったら授業料を返還する「合格保証」制度を設けていた医系受験予備校「アクト・シドウ会」ーーだが、この予備校はすでに存在しない。
登記上はいまも存続している。だが、このアクト・シドウ会を経営していた法人「学習指導会」(旧モルフォシス。東京都渋谷区代々木)は、昨年10月31日に2回目の不渡りを出し、実質、倒産したからだ。
ところが、その代表者で校長を務めていた福原信氏(下写真)は、いまもその閉鎖された校舎と同じ代々木駅から程近いところで、まったく同じコンセプトの医系予備校を堂々と経営している。変ったことといえば、予備校の名前が「ACT(アクト)」となったぐらいか。
債権者が、こう怒りの声を上げる。
「計画倒産と思わないわけにいきません。例えば、2回目の不渡りを出して以降の昨年11月、ホテルで講習会を開き約160万円を請求されているのですが、その際、学習指導会の名前で後日の支払いを約束していました。むろん、支払いは未だされていません。これって詐欺じゃないですか? しかも、新会社の役員には、元山口組系組員でいまも有力組織の企業舎弟ともいわれる者の兄が就き、押しかける債権者に対応しているんですが、別会社だと開き直る始末(福原氏は学習指導会の方の取締役は、大株主=債権者=により今年3月解任されている)。こんな奴だと知ったら、こんな予備校で学ぼうという気になりますか?」
この福原氏は現在44歳。
大手信用調査会社のデータによれば、福原氏は東京理科大卒後、実家の病院で事務長をやっていたが、その後、予備校に講師として勤務。その予備校は後に「エス・サイエンス」(5721。大証1部)に合併された。
エス・サイエンスはニッケルの老舗だが、現在、学習塾も経営している。このエス・サイエンス、「東理ホールディングス」(5856。東証2部)と共に、近く東理社長に復帰するという福村康廣氏は、かつて学習塾経営の「修学社」「ウィン」という会社も傘下に収めていた。この両社も06年3月、エス・サイエンスに合併されるが、その際、エス・サインエスから「シドウ会」ブランドと、医系予備校の運営権を譲渡してもらい福原氏が始めたのが学習指導会の成り立ちだ。

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