投資情報提供「T&Cホールディングス」(3832。JQ。東京都港区)の増資だが、6月13日が払込期日だった。
しかし、発行となったのは1億1570万円のデット・エクイティ分だけで、肝心の残りの5億円近い現金は一銭も払込されなかった。
一部失権というが、実質、払込はまったくされなかったといっていい。
本紙はT&C株価の低迷と、引き受け価格の差額がありすぎることから、本当に払い込みされるのか懸念していたが、その通りになった。改めて、金融経済評論家・松本弘樹氏の責任が思い起こされるが、この実態を受け、いま話題の「日刊闇株新聞」も6月14日、松本氏のことを「新規参入『資本のハイエナ』の悪事」とのタイトルで報じている。
そして、新たな資本のハイエナ=松本氏がやろうとしたが、「経験・ノウハウ・人脈・仁義すべてに欠ける」ことから、T&Cを「瀕死の上場企業」にしたと、徹底的に批判している。(=冒頭写真)