アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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背後にサーベラスの思惑?ーー国際興業と平和奥田の不動産“安価”取引

「昭和の政商」とも呼ばれた故・小佐野賢治氏が元社主で、交通・運輸から観光・レジャー、不動産まで幅広い事業を展開する「国際興業」(本社・東京都中央区)。現在も社長を務めるのは小佐野氏の弟・栄氏の息子・隆正氏(写真)。
もっとも、04年12月より、外資サーベラス(65%出資)傘下入りしているのはご存じの通り。
その国際興業と、大証2部の中堅ゼネコン「平和奥田」(滋賀県東近江市)とが行った埼玉県大利根町の不動産取引を巡って、疑惑が持ち上がっている。
国際興業は1999年10月、この一帯の農地を購入。その後、国際興業購入分も含む約86・3?が土地区画整理事業の対象地となり(横航空地図参照のこと)、地価高騰が見込まれる。
関係者によれば、それにも拘わらず06年9月、国際興業は異常な“安価”で平和奥田にそっくりその土地を売却したというのだ。

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