アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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フジサンケイグループ3代目議長だった鹿内宏明Jに“乗っ取り”を仕掛けられた上場企業

 鹿内宏明氏(横写真右上)といえば、ニッポン放送、フジテレビ、産経新聞などを統括していたフジサンケイグループの鹿内信隆氏(同左)、春雄氏(同右下)に続き、3代目議長を務めた人物。
もっとも、1992年7月、現在、フジテレビ会長を務める日枝久氏を中心とするクーデターにより同グループを追われたのはご存じの通り。
その長男・隆一郎氏(35)はオックスフォード大学卒後、 メリルリンチに就職。そこでM&Aを担当していたという。
フジサンケイグループではないものの、息子が上場企業トップに返り咲こうとする動きを見せているとは何かの因縁か(横写真=鹿内家家系図参照のこと)。
因縁といえば、同い年の堀江貴文ライブドア社長(当時)がニッポン放送株を買い占めた際、“白馬の騎士”としてSBIの北尾吉孝CEOが名乗り出たが、その北尾氏と隆一郎氏は懇意で、北尾氏は鹿内家への“大政奉還”を裏で目論んでいたのではないか、との見方も当時、出たものだ。
それはともかく、今回、隆一郎氏側が3分の1以上の株式を買い集め、すでに経営者側に接触。

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