アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>山口組弘道会元幹部・府警・地検の癒着疑惑を追う(第13回)「 大石元組長本人尋問。元若頭、妻証言と真っ向対立」

本日(11月1日)午前10時10分から大阪高裁で、覚せい剤と拳銃不法所持などで逮捕されている山口組系弘道会系の直系だった「大石興業」(=冒頭右写真。本部・大阪府門真市)の大石敏雄組長(=左写真。当時。逮捕後、絶縁)の控訴審の本人尋問があった。
既報のように、8月30日には大石被告側の2人の証人尋問があり、1人目の不動産業のA氏はあろうことか、K若頭(当時)と大石組長妻が大石組長を逮捕させるべく動いていたこと、警官にも相談し、逮捕日も事前にわかっていたなどと証言。もう1人の大石興業幹部B氏は、これまた驚くべきことに、K若頭の指示で弘道会本部に大石組長を貶めるべく怪文書を作成して送ったなどと証言した。

KC3Q0002

これを受け、既報のように、10月15日にはそのK若頭と大石組長妻の証人尋問があり、予想通り、前出A・B両氏の証言をほとんど否定した。
その上での本日の大石組長本人尋問だけに、どんな発言が飛び出すか注目された。
詳細は証人尋問調書が出来てから報じるとして、ここでは特に印象に残った何点かを取り上げる。
A氏はK若頭に誘われ、大石組長が謹慎中の09年11月に大石興業の忘年会に出たとも証言したが、これにつき、大石組長は「謹慎明け後に知った。親分の謹慎=組員の謹慎といってよく、忘年会をやるわけがない」旨発言。A氏はその席でK若頭が組を継ぐなどと発言したとも証言しており、K若頭が謀反を企てていたのがさらに印象づけられた格好だ。

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