報告が遅くなったが、昨年12月14日、東京・六本木の飲食店で、山口組系幹部ら5名が、「関東連合」の元メンバー主体の20名以上に襲われ重軽傷を負った事件で、警視庁組織犯罪対策4課は11月26日、実行犯の1人として、住吉会系組員、石丸俊輔容疑者(32)を傷害容疑で逮捕したと発表した。
「いまは何もいえません」と黙秘しているという。
1人目の逮捕まで1年近くもかかったのは、襲われた山口組側が一切、捜査に協力していないという事情もあるようだ。「ヤクザが、やられた時だけ警察に頼るわけにいかない。面子がある」(関係者)からだ。
本紙でも既報のように、以前から、襲撃した側に住吉会系組員がいたことは指摘されていた。とはいえ、警察発表では未だ現役。これこそ、山口側にとっては面子に関わることではないのか?