アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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APFの「昭和ホールディングス」への8億円償還のカラクリ

 本紙が徹底追及している、東証2部、ゴム老舗「昭和ホールディングス」(千葉県柏市)への、親会社であるタイ投資ファンド「APF」の27億円償還問題だが、昭和HDは5月25日、内8億円分が入金されたとIRした。
もっとも、それでもまだ実に17億4000万円分が償還されていない。
しかも、昭和HDは昨年12月3日のIRで、今年3月までに全額償還される(最初から契約上、その日が償還日なのだから当たり前の話。それをわざわざIRしたのは当時、昭和HDとAPFとの間の架空(空)増資疑惑が出たため、それを打ち消す狙いがあったと思われる)とわざわざ断り、その期限から約2カ月も経て、未だ大部分が償還されず、なぜ、株主に対し、その理由や見解、そして謝罪の言葉などが何らないのか?
しかも、8億円だけでも戻って来たといっても、同日、昭和HDは子会社「昭和ゴム」の5億円分増資引き受けもIRしており、差引き、昭和HDには3億円の現金しか残らない。
それどころか、そもそもこの8億円の原資に関してもとんでもない事実が判明したので、以下、報告する。
(冒頭写真はAPF代表の此下益司・兄と、昭和HD代表執行役最高経営責任者の此下竜矢・弟の此下兄弟。左が弟)

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