アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ついに破産し、上場廃止決定になった「セイクレスト」

 5月2日午前、ジャスダック上場の不動産会社「セイクレスト」(青木勝稔社長=冒頭写真。大阪市中央区)の破産開始決定が出、これを受け、同日、5月20日を持って同社の上場廃止が決定した。負債総額は22億円とのことだ。
本紙では昨年12月時点で、市中に手形が出回ると報じていたように、上場廃止はもはや秒読みと見られていた。
セイクレストに関しては、先に上場廃止になった「NESTAGE」と同じ不動産鑑定事務所が査定した不動産現物出資による第3者割当増資(昨年2月実施。20億円)により、上場廃止の理由になる債務超過を解消したことがあった。また、それ以降なので資金繰りの厳しさは当然のところ、昨年12月、青木社長個人に1億3300万円が貸し出されるなど、不透明な事実がいくつも浮かび上がっている。
こうした点は是非とも徹底解明し、もし不正があれば刑事・民事両方で責任追及してもらわなければ、株主も、従業員も浮かばれないだろう。

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