あるベテランのジャーナリストのところに、以前、ネタを提供してもらった者から「決してまともとはいえないが、面白いネタを持った者を紹介するから」と電話があったのは1週間ほど前。“決してまともとはいえない”に多少引っかかりながらも、“面白いネタ”に触手を動かされ出かけてみると、登場したのはある指定暴力団の有力団体OBを名乗る人物だった。
聞けば、「田辺エージェンシー」「ジャニーズ事務所」「石原プロモーション」、あるいは「テレ朝」や「電通」関連会社のトップや幹部など10名が、兄弟盃や血判状などヤクザの盃事をそっくり真似た儀式の映像(約40分)を入手したという。
そして、これを電通に買い取らせるから、ついては取材して圧力をかけてくれと、まさに恐喝の協力を要請されたというのだ。その際、相手は背後に「合衆国蛇煮組総長」(ジャニー喜多川の場合)といった各人の肩書きが筆文字で書かれた和紙が壁一面に掲げられた前での前述の10名の面々の集合写真コピーを示された(冒頭写真)というのだ。
「むろん、そんな手伝いをできるはずがない。ただ、相手が相手なので即座に断って機嫌を損ねられると困るので、相談してみるといって、その写真コピーはもらった。で、事務所に戻って念のためネット検索してみると、何とダイジェスト版が流れていることがわかった。
それで仲介者に電話して、『もう、ネットで流れてますよ』というと、一言、『すいません』で、それっきりですよ」(ジャーナリスト)