アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(88)モックの増資引き受け手

モックが10株を1株に併合すると共に、投資ファンドを割当先とする59億円もの新株予約権発行をすると発表したことは本紙でも既報の通り。  兜町では、その引き受け手としてある上場企業関係者の名前が挙がっている。  真相は不明だが、モックとも過去、取引関係があったのは事実で、そのことが真実味を持たせている。  名前が挙がっているのは白石伸生氏。  つい最近までペット健康保険の運営会社「スロー・グループ」(東京都中央区)の社長をしていた人物。  この白石氏、ジャスダック上場の宝石販売会社「シーマ」(東京都中央区)の白石幸栄会長の実兄。同社を上場に導いた功労者ともいわれるが、父親と意見が対立し、同社を去っている。  その父・白石幸生氏は今年2月、東京地検特捜部に脱税容疑で逮捕されている。  シーマの大株主に「さくら画廊」があるが、同社社長だった幸生氏は、架空売買を行って損失を計上、利益を圧縮していた。そこまでしたのは、シーマ株の売却益を圧縮、脱税するためだったとされる。  そのシーマは2005年1月に100分割を行う(同年3月)と発表、株価が急騰した。その際、有賀学(投資顧問会社「アルガ・インペリアル」=東京都目黒区の代表)なる人物が50%近い大量のシーマ株を売り抜けているが、その株は「さくら画廊」(東京都新宿区)や白石一族の個人持ち分を貸し株(=カラ売り)したものだった。  その重要な情報を開示していなかったということで、シーマはそれ以降、現在も管理ポスト入りしている。  さて、モックとの関連だが、シーマを去った白石伸生氏はその後、婚約指輪販売の「スピードクリエイション」設立。現在、同社は「スピードグループ」を経て「プリモ・ジャパン」(東京都中央区)に社名変更されているが、モックは2004年6月、同社を子会社化している(ただし、今年2月に売却し、子会社ではなくなっている)。  ちなみに、シーマも100分割から1年余後の06年6月、今回のモック同様、10株を1株に併合している。…

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