本紙は4月5日、映画「クライマーズ・ハイ」や「血と骨」などで知られる若杉正明氏の映画出資詐欺疑惑につき、大阪府警がいよいよ捜査に乗り出したようだと報じた。それを奇しくも証明する記事が、いま発売中の『週刊朝日』で報じられている。
「掛布雅之への『重大疑惑』」という2頁のタイトル記事がそれだ。
それだけでは、若杉氏の件とは気づかない。だが、その本文に目を通せば、ミスタータイガースこと掛布が、まさにこの映画出資の件で、この3月下旬、大阪府警捜査2課の捜査員から「聴取」されていると載っている。同記事によれば、掛布側も、被害者か加害者側かは見解が分かれるものの、ともかく捜査員に会ったことは認めている。
本紙の前の記事のタイトルに「複数の“有名人”も関与か」と入っているように、実はこの時点で、本紙も掛布の名前が出ていることは掴んでいた。