アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(304)あの「DPGホールディングス」の絶体絶命

セントレックス上場の「DPGホールディングス」(本社・東京都渋谷区。松田純弘社長=冒頭写真は同姓同名の別人だったので削除しました。関係者にお詫び申し上げます)をご記憶だろうか。
旧名「データプレイス」。怪しげな連中が資金繰り絡みで介入し、上場廃止になった「モック」の金融子会社が第3者割当増資を引き受けたり、怪しい会社と提携するなど、以前から本紙では注目していた会社だ。
極めつけは、塀の中に落ちた篠原猛被告に食い込まれ、上場廃止になった「春日電機」絡みだった。
篠原被告が経営権を握って以降、春日電機はDPGHから無線クレジット決済端末機を購入したとして2億円を支払ったが、これはまったくの架空取引だった模様。DPGHには詐欺の片棒を担いでいた疑惑が出ていたからだ。
ところが、その後もDPGHはあっと驚くようなことをやってくれた。
無線クレジット決済端末機を納品したとされるように、DPGHは当時はIT系企業に分類されたが、その後、資本関係が変わるなかで、何と宅配中華事業の会社に変身。まったく業態が違ったのだ。そのため、裏口上場違反抵触で上場廃止猶予機関入りもしたが、その前に時価総額が上場基準を下回り、この3月末にも上場廃止になるところだった。
もっとも、今後の事業展開などについて記載した書面を名証に出した場合は半年猶予期間が延びるということで、DPGHはこの3月25日にその書面を提出した。
で、その書面に、今後業績が向上し、株価上昇が見込める説得力があればいいのだが……。

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