アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

5億円分は回収というがーー「五洋建設」手形騒動に関する疑問

  本紙が3回に渡り報じて来た、東証1部、海洋土木に強い「五洋建設」(東京都文京区)の手形騒動だが、いよいよ計5枚、総額面6億431万円の支払い日は5月1日だから目前だ。
もっとも、五洋建設は少なくとも最高額の額面5億円分に関しては、振り出し先も弁護士が代理人となり、双方弁護士の話し合いの結果、4月20日には手形を取りもどしたとの回答だった。
だが、それ以上のことは、質問しても一切答えられないとのことだった。
“回収”が本当に事実で、他の約1億円分に関しても“回収”の目処が立っているなら、情報開示した方が明らかにベター。だが、「融通手形」ではないといいながら、なぜ、実際に頼んだはずの解体工事約8億6300万円(手形額面との差額は現金払いの条件=横写真はその旨を記した「請求書」)分の5億円もを“回収”なのかと疑問をぶつけると、やはり「それ以上は答えられない」という。
実は本紙は、一時的にしろ、振り出し先が、その5億円分の手形を担保に入れ、融資を受けていたことを確認している。

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