7月22日、「吉本興業」の岡本昭彦社長が、20日の宮迫博之らの会見を受け、会見・謝罪したのは大手マスコミ既報の通り。
それにしても、「会見したら全員クビにする」といわれたとの宮迫らの告発につき、そういったことを認めながらも、「場を和ませようとした。冗談」と語るなど子供騙しというか、世間を舐めているのかとさえいいたい。
その22日の会見では、100万円と最も多くの金銭をもらっていた宮迫の契約解消をなぜか撤回した岡本社長だが、今回、1度は契約解消した最大の理由は会社に断りなく仕事を取ったこと(=「闇営業」)以上に、その相手が反社会勢力だったからだろう。
だとすると、そもそも「吉本興業」側にはそれを理由に所属芸人をクビにする資格はないのではないか。
なぜなら、未だに吉本興業自体、反社会勢力とのつきあいを絶てていないのではないかとの疑惑があるからだ。
吉本興業を中核とするホールドカンパニー(持株会社)「吉本興業ホールディングス」の代表取締役会長として、いまも同社のトップに君臨しているのが大崎洋氏(横写真)。10年2月、吉本興業はTOBにより上場廃止になったが、この時も、そしてつい最近まで社長だった人物だ。そして、岡本社長は大崎会長のイエスマンともいわれる。
この大崎氏が少なくともかつて反社会勢力と深い関係にあったことは、吉本興業のことを多少とも知る人間から常識だ。
本紙でも過去、吉本興業と共に上場していた吉本系コンテンツ会社「ファンダンコ」(現よしもとファンダンコ)が07年9月に上場廃止になった際など、その疑問を記事にしていた。
そこで、以下にその関連記事を再掲しておく。
実際、裏事情にも精通するある芸能関係者は、20日の宮迫らの会見後、こんな電話を本紙に寄越した。
「宮迫らは会見では告発してたけど、数日もすれば口を噤むよ。見てな。