アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「これは国による二度目の棄民だ!」ーー3・11福島県民が怒りの訴え

 東日本大震災から1年となる昨日3月11日、全国各地で追悼行事や、脱原発・反原発を掲げる集会が行われた。
そのひとつ、福島県郡山市の開成山野球場で開催された「原発いらない! 3・11福島県民大集会」には、全国から約1万6000人が結集した。
午後2時からの集会前には加藤登紀子さんらによるコンサートがあり、会場が大いに盛り上がった。
 そして集会が始まろうとしたが、内野席が満杯になったため、芝生の外野席ならば空いている、と会場アナウンスが入った。「しかし外野席は除染がされていないため、放射線量が高いです。それでもよいという人は外野席にどうぞ」。
 記者が内野席に座って、家庭用の放射線測定器(エステー化学製)で計測したところ、1.00マイクロシーベルト(毎時)だった。それにくらべ、外野席の芝生は1.80マイクロシーベルト(毎時)と、確かに格段に高かった。
さて集会の呼びかけ人の一人である清水修二氏(福島大学副学長)が、「福島では災害は進行中だ。このことが日本国民に理解されているだろうか。痛恨の思いをこめて、原発はいらない、と訴えることが福島県民の使命だ」と語り、集会がはじまった。
 同じく呼びかけ人の大江健三郎氏(作家)は、「政治家や産業界、マスコミが原発再稼動に向け、脅迫を強めている。しかし、政治的、経済的、あるいは国防的な責任よりも大事なのは、将来の世代への倫理的責任だ」「原発事故をなくす唯一絶対の道は、原発を全廃すること」と語った。
郡山市長からのメッセージをはさんで、農業や漁業を営んできた福島県民や地元の高校生などからの発言がはじまった。
福島市から山形県米沢市に自主避難した女性は「小学1年と3年の子供を育てているが、悩んだ末に避難しました。夫と別居の二重生活と住宅ローンが重くのしかかっています」「子供は米沢の生活に慣れてきましたが、『福島の方が楽しかった』と言います。事故がなければこんなことにはならなかった」と声をつまらせた。

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