アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>山口組弘道会元幹部・府警・地検の癒着疑惑を追う(第15回)「元警官Mとの癒着疑惑が、極心連合会幹部にも飛び火」

   本紙が追及しているのは、大阪府警刑事M氏(当時。辞職)が、K若頭(同。破門)と組み、親分の山口組系弘道会系「大石興業」(本部・大阪府門真市)の大石敏雄組長(=冒頭写真。同。絶縁。1審判決は懲役8年)の自宅にシャブと拳銃を仕込むなどしてデッチ上げ逮捕したのではないかという疑惑だ。
M刑事は関係者の間で「たかりのM」として有名で、当時、大阪府警4課の情報係から所轄署に飛ばされていた。そのため、警察がいま総力を上げて壊滅を目指している弘道会直系組長を逮捕すれば、その手柄で本部に戻られると見てやった可能性がある。
 一方のK若頭は、その地位にありながら組にカネを納めず、当時、大石組長から破門処分にされそうになっていた。そこで沖縄の不動産の案件で近く大金が入るので、そのうちの1億円を上納するとして処分されるのを延ばしていた。だが、その儲け話は実は虚偽であり、その上納期日を当初は10年2月ごろとしていたが、3月、4月、そして最後の延期として5月20日の期日が迫っていた。ここでもし大石組長が逮捕(それもシャブなどの所持となれば長期懲役、組から重い処分を受けるのは必至)されれば、1億円上納の件はなくなり、自分は破門どころか、逆に№2の序列からいって組長に就けると思ったようなのだ。
こうして2人は組み、前日にK若頭側がシャブ、拳銃を大石組長自宅のベットマットに仕込んだ模様で、一方、所轄署のM刑事が指揮を執る捜査班が別件暴行容疑で逮捕に向かい、その際の不自然な家宅捜索でシャブなどを発見(薬物検査も指紋なども一切出ず)。こうして、大石組長はK若頭の最後の1億円上納期日当日のまさに5月20日に逮捕されたのだった。
まるで映画『アウトレイジ』を地で行くような疑惑なのだが、取材を進めていたところ、ここに来て、何とそのM刑事と癒着していたのはK若頭だけでなく、山口組の別の直系有力組織「極心連合会」(大阪府東大阪市)の幹部も、という重大疑惑が浮上して来た。

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