本紙が徹底追及している、ドコモ中心の携帯販売会社「ネプロジャパン」(9421。JQ。東京都中央区)の小澤正彦前社長(冒頭写真)に関わる重大疑惑だが、本紙が報じ出した後、ネプロが設けた内部調査委員会の「中間報告」の内容が1月28日、IRされた。
詳細はこのIRをご覧いただきたいが、要約すると、(1)小澤前代表は「反社」疑惑のK氏の紹介で、ネプロ投資先等の技術を活用した会社設立を考え、その設立資金として別人より2500万円借りたが、そのほとんどを目的外に流用した。その後、別人より強く返金を求められたので、ネプロのグループ会社から700万円を出金した。
(2)小澤前代表はネプロとは関係なく、「反社」疑惑のK氏を通じてM&Aの紹介を受諾し、M&A成立の見込みがないことが確実になった後も、可能性があるように装い続けた。そして、外部の者から必要経費として120万円払ったとして返還を求められている。