本日、NHKを始めとする大手マスコミが一斉に報じている、スイス在住の金融業男性Mさん(51)と妻の失踪で、警視庁捜査1課は事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査している件だが、複数の関係者から事情が聞けたので報告する。(冒頭写真=「毎日」本日夕刊)
なお、まだご存じない読者のために、既報の要点を最初に述べておく。
スイス在住の日本人夫婦は昨年11月下旬に帰国。約1週間後にスイスに戻るべく航空券を購入していた。
だが、昨年12月7日、「栃木県日光市に行く」と知人に伝えた後、連絡が取れなくなっており、パスポートは部屋に残されたままで、航空機に搭乗した記録もない。。
その一方で、夫婦の失踪後、男がMさんのクレジットカードを使い300万円もの買い物をしようとしたことから、店側が確認を取ろうとしたらそのまま立ち去るということが。日本に所有する高級外車2台も使用された形跡がないという。
Mさんを知る複数の関係者によれば、Mさんは証券担保金融をやっており、“危ない上場企業”の株券を担保に融資することも。その過程で、トラブルが少なくなく、警察に相談していた件もあるという。