アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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中国産うなぎから禁止物質ーー国産は大丈夫? リパック品疑惑

群馬県は7月13日、県内のスーパーマーケットで販売されていた中国産の冷凍うなぎ蒲焼きから、発ガン性もあり、国内では養殖魚などへの使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」の代謝物が検出されたと発表した。
 この蒲焼きは、徳島市の水産物卸売会社「徳島魚市場」(写真)が輸入したもの。
群馬県の保健所府は食品の安全のために、定期的に県内店舗から食品を抜き取り検査している。その一環として6月25日、量販店から回収した同サンプルから検出された。
徳島県は販売自粛を指導。すでに群馬県内に卸した未販売分は回収済みだが、徳島魚市場は約2万?を輸入、すでに東京都や静岡県など他の関東方面にも広く卸しているという。
中国産うなぎは輸入時、検査が義務づけされているがそこでは問題なかった。また、問題の物質は微量のため、継続して摂取しない以上、直ちに健康被害が出ることはないようだ。
ところで、本紙はすでに2年以上前、「大手水産会社子会社も関与? 中国産の国産うなぎ偽装販売疑惑」なるタイトル記事を報じている。関係者の告発によるものだった。
同記事では、国産養殖うなぎは河川で天然稚魚を捕獲、それを池で育てるが、それには伝統的にやくざやエセ同和が介入する余地があり、また養殖できる土地ということで国産養殖うなぎは四国産が多いこと、また前述のやくざ、エセ同和との関係から並行して中国産を詰め替えて「国産」と偽って売る(リパック品)のも同地域が多いと記した。
今回、その四国の徳島県内の卸会社が関わっていたことから、当時の本紙記事が再注目されている。

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