アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>山口組弘道会元幹部・府警・地検の癒着疑惑を追う(第17回)「判決は3月14日ーーK若頭関係者が暴行はなかったと証言」

 諸般の事情から報告がすっかり遅くなってしまったが、汚職警官M刑事(辞職)とK若頭(破門)が組んで自宅にシャブと拳銃を仕込んだと見られ、冤罪の可能性が高いと見て本紙がウォッチし続けている山口組系弘道会系「大石興業」(本部・大阪府門真市)の大石敏雄組長(=冒頭写真。絶縁。1審判決は懲役8年)の控訴審の最終公判は予定通り昨年12月13日午前開かれた。
2人の弁護人が相次いで立ち、義憤に駆られ、K若頭と大石組長妻が通謀し大石組長を逮捕させようと必死になっていた様を語ってくれたA氏証言、また矛盾が多いK若頭や大石氏妻の証言などからも冤罪であるのは明らかと弁論を行った。
これに対し、検察側は「弁論要旨」を提出したものの、公判では一切読まなかった。「説得力が乏しいので、恥ずかしくて公判廷で読めなかった」(事情通)との見方も囁かれるほどだ。
そして、最後に裁判長は判決言い渡しは3月14日(木)午後2時から3時と述べたのだった。
検察側は、A氏らの証人尋問の際、弁護側の追及に対し何ら反論を行えてもいないことなどからも、傍聴を続けている関係者の間では逆転無罪になる可能性が高いとの見方が出ているし、実際、本紙も「疑わしきは罰せず」の原則からいって当然無罪というのが率直な感想だ。
そんななか、ここに来て、一審では大石組長に不利な証言をした関係者が、大石組長を大阪拘置所に訪ね、「詫び」を入れたとの情報が入って来た。

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