アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>「“地震予知は無理”が世界の常識ーー見事、東日本大震災を予知できなかった東大地震研と“原発ムラ”の癒着」(上)

 昨年3月に発生し、未曾有の被害を出した東日本大震災。
その記憶がまだ強烈にあり、復興もまだまだこれからというこの1月、「読売」一面に「4年内にM7クラスの直下型地震が(首都圏も含む)南関東で70%の確率」との見解が出れば、話題になって当然だ。
しかも、その見解を出したのは、わが国の地震予知の権威とされる東京大学地震研究所の平田直教授。
もっとも、この「4年内70%」の確率は、東日本大震災発生前後半年のM3以上の地震発生数を元に分析したもので、その数値はすでに昨年9月には出ていた。しかも、その後、余震は減ったので、今年1月段階ではその確率は下がっていた。それにも拘わらず、古いセンセーショナルな確率の数字を出したものだから、「週刊文春」(冒頭写真。2月16日号)が疑問を呈すると、何と平田教授は逆ギレし、政府見解の「30年内(70%)も、4年内も大差ない」、挙げ句、「ヤマ勘だ。書くなよ!」と吐いた。
 一方、同じ東大地震研の纐纈一起教授は昨年7月、原発の耐震安全性を検討する国の作業部会の主査と委員を辞めている。東日本大震災をまったく予知できず、「信念の根拠となるべき科学の限界を感じた」旨、辞任理由を述べている。(横写真=「毎日」11年8月13日号)
この2人を比べると、平田教授は傲慢で、一方、纐纈教授にはまだ良心が垣間見えると思うかも知れない。だが、ある地震研究の権威は、匿名を条件に、こう吐き捨てる。
「2人とも、否、わが国の地震予知研究者で、政府から補助金をもらっている者で、『地震予知は可能』と思っている者など1人もいません。平田さんは“ヤマ勘”と本音を吐いただけのことだし、纐纈さんは、さすがに東日本大震災を見過ごしたことで予知は不可能ではとの批判が出てくる前に逃げ出したに過ぎない」。

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