アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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若杉正明プロジューサー、映画出資詐欺疑惑の“証拠”

 本紙で2度に渡り既報の、映画「クライマーズ・ハイ」や「血と骨」などの制作で知られる「ビーワイルド」(大阪市西区)の若杉正明代表兼プロジューサーの金銭疑惑だが、本紙でも指摘しているように、単なる金銭トラブルではなく、いよいよ詐欺疑惑の様相を呈して来た。
 先週発売の『週刊ポスト』(2月24日号)では、ある投資家に対し、若杉氏本人が、昨年5月に死去した団鬼六氏の代表的な官能小説『花と蛇』のファイナルの映画を、有名女優の国生さゆり(横写真)らを主演にするなどといって、複数の個人、法人から出資を募っていたと報じている。
『花と蛇』は以前から日活などで何度も映画化され、話題をさらっている。だが、その映像化の権利は2010年3月から3年間は「東映ビデオ」との間で独占的に結ばれている(団氏の死後も遺族との間で確認済)。
ポストが直に取材した出資者への映像化納期は今年3月末になっていた。また、国生以下、名前が出ていた女優の事務所に取材し、いずれも主演の承諾どころか、そんな話すらないとのこと。要するに、まったくの「架空企画」だと断じている。
本紙は、この『花と蛇』の映画への出資話を持ちかける際、投資家を信用させるために見せていたとされる「映像化権利契約書」のコピーを入手した(以下に転載)。

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