近年、世界中で急速に売上げを伸ばしているペットボトルに入った水ーー既存の水道水等の汚染、ペットボルトの登場による携帯性が受けているのが主因とみられる。 だが、「安全性」については実は何ら保証されていないのが実態。例えば、いまや米国ににおいてベットボトル水の約3分の1を売り上げる世界的な食品企業「ネスレ」に関しても、わが国では数々の問題が出て、そのブランド名「こんこん湧き水」が販売中止になっているのは本紙でも既報の通り。 また、ペットボトル(500??)は確かに携帯に便利だが、しかしその発生する膨大な空ボルトでリサイクルされているのは一部だし、しかも各自治体がかなりの税金を補填しているのが実態。 さらに、取水において法的規制はないに等しく、水源地を枯れさせたり、地盤沈下を起こして周辺の貧困者をさらに劣悪な環境に追い込んでいる面もある。 おまけに、ペットボトル水の価格は水道水の実に1800倍もの高額で、その価格設定は交通費などのコストがほとんどで、実は水代そのものはタダなのだ。 巨大な水ビジネスは、水=公共財という観点から見直した場合、余りにも大きな問題を孕んでいることをこのビデオは訴えている(8000円+税。31分。2007年3月22日より発売)。…