アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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山口もえ夫も疑惑の窃盗事件ーー1億2000万円巡る被害会社VS銀行訴訟の行方(1)

 本紙でも既報にように、別件で逮捕された女優・山口もえの夫、尾関茂雄容疑者(36。冒頭写真は尾関夫婦)だが、彼は1億2000万円余りの窃盗事件への関与も疑われている。
その窃盗事件に絡み、現在、被害会社と銀行(三菱東京UFJと三井住友)との間で損害賠償請求事件が東京地裁で争われていることは知られていない。
 この訴訟、単に著名人が絡んだ事件関係というだけでなく、こんなケースでも支払いを拒否できるのかという銀行の社会的責任問題の見地からもたいへん注目されるので、この訴訟について連載でレポートすることにした。
なお、この訴訟、現在、書面による主張は終わり、次回期日(8月25日)には証人尋問が行われる。
 原告側からは被害会社の会計責任者O氏。被告側からは、窃盗犯・鈴木新被告(横写真。現在、公判中。尾関容疑者の大学サークル時代の後輩)の求めに応じて盗んだ複数の通帳の預金全額、計約1億2000万円余りの現金引き下ろしに応じた三菱東京UFJと三井住友銀行の銀行窓口(共に新宿支店)担当の女性行員2名が証人に立つ。
連載1回目の今回は、この窃盗事件の概要を解説する。
事件が起きたのは、昨年7月13日午前中のことだ。
被害会社は都内で複数の居酒屋を経営する5つのグループ法人。鈴木被告は、そのなかの1社のネット広告担当社員に過ぎなかった。

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