アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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いよいよ絶対絶命の「塩見ホールディングス」

 建築総合コンサル目指すも不況で債務超過転落するなどしていた大証2部の「塩見ホールディングス」(本社・東京都千代田区)が、いよいよ絶対絶命といっていい状況に陥っている。
債務超過の猶予期間は今年3月末だったことから、その解消を目指して昨年11月に第3者割当増資による新株発行と新株予約権発行で約4億円を確保した。だが、昨年3月期の債務超過額は実に20億円以上。焼け石に水だった。とはいえ、それ以降も債務の免除を願い出たり、資産売却などで解消を目指していたところに起きたのが、「やよい監査法人」の辞任だった。
当然、塩見は今年3月期の有価証券報告書の提出遅延をしないように一時会計監査人を選任。ところが、辞任したやよい監査法人が日本公認会計士協会より資格停止処分を受けたため、一時会計監査人がビビって6月末までに意見表明しなかったため遅延となり、こちらでも上場廃止基準に抵触することになった。7月末までに提出できないと上場廃止になる。
(冒頭写真=証券取引等監視委員会に睨まれた、塩見ホールディングスの筆頭株主になっているファンドの東京都中央区の入居ビル)

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