ゲノム創薬ベンチャー「メディビックグループ」(2369。マザーズ。東京都千代田区)は3月15日、同社HPに第3者調査委員会の調査報告書を開示している。
2月初め、取引先A社社長から訴えがあり、事が事だけに直ちに第3者調査委員会を設置し、約1カ月でまとめたものだ。
何しろ、メディビックの橋本康弘社長(冒頭写真)らの知らないところで、同社のオーナーを名乗る人物がA社社長に対し、同社を高値でM&Aしてやると持ちかけ、その見返りにコンサルタント料を要求。しかし、一向にM&Aされないのでメディッビックにどうなっているんだと問い合わせした結果、事が発覚したというのだ。そんな話にはなっていないと橋本社長がいっており、かなりの金銭も実際に支払われているというから、これは刑事事件にも抵触し得るのではないか。