アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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上場企業も関与。当局も注目ーー手形割引企業の“為替手形”を使った新手闇金商法のカラクリ(?)

 関係者の証言などから、いま現在も上場を維持している企業も深く関与し、警視庁組織犯罪対策課なども注目している、手形割引企業の“為替手形”を悪用した闇金の新たな手口が明らかになった。
総額70億円以上もの融資が実行され、その違法金利は10億円近くにもなると見られる。
そんな悪徳企業へ為替手形を発行したメガバンクの責任も重大。当局が察知したいま、メガバンクはその手形割引企業への為替手形交付を中止した模様だ。
今回は概略を述べておく。
為替手形と約束手形の大きな違いは引受人の記載。為替手形は振出人と引受人が併記されており、手形支払日に手形記載金額を支払う義務があるのは振出人ではなく引受人だ。
本紙が入手した手形コピーは40枚以上。
額面は最低2100万円から最高5億6000万円。
額面総額は90億円以上にもなる。
時期は04年から06年にかけてだ(但し、日付の入ってないものも多数あり)
(冒頭写真は為替手形の見本)

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