資産家の場合、いろんな手を使い、親族でもないカネの亡者にその資産を狙われることがある
たまたま、今日の「毎日」(冒頭写真)が、代理人弁護士が贈与するとの遺言状で5億円、色仕掛けで4億円の各ケースを紹介している。本紙でも以前、「リプトン」日本関連会社オーナー(25億円)、土地に関する老女、死のわずか1カ月前に19歳年下の元部下女性と再婚したケースなどを取り上げたことがある。
だが、今回キャッチしたケースがもし本当なら、その犠牲者の数、金額からしても前述のケースは足元にも及ばないどころか、わが国、否、世界的犯罪史上から見ても希有なケースといっていい。
何しろ、ターゲットにされた資産家は数十名、その総資産は信じがたいが軽く100億円以上というのだ。
実際、筆者も告発があった当初、そんなことはあり得ないと相手にしなかった。だが、その関係者Aさんがつい最近、“手数料”を求め提訴までしたことで無視出来なくなって来たーー。