アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>栗林忠道大将は何を思うーー8月15日、靖国参拝を行った新藤義孝総務相

 今年も敗戦記念日の8月15日がやって来た。
安倍晋三首相さえ、竹島や尖閣問題で中韓関係がいつも以上に悪化しているなか、配慮し、見送ったというのに、新藤義孝総務相(冒頭写真)、古屋圭司国家公安委員長、稲田朋美行革担当相の3閣僚はわざわざこの15日に靖国神社参拝を行い、予想通り、中韓の反発を招いている。
中でも主要閣僚の新藤氏は、記者団に、「個人の立場で私的な参拝を行っ。私の祖父が眠る場所でもあり、遺族として祖先へのお参りとしてもさせていただいた」と答えているが、閣僚の参拝に私的も公的ないだろう。果たして、祖父はどう思っているのか?
その祖父とは、最高指揮官として45年3月、硫黄島の戦いにおいて戦死した栗林忠道大将(享年53)を指す。05年に書籍『散るぞ悲しき』が出版、翌06年に映画『硫黄島からの手紙』が公開され(渡辺謙が栗林氏役)、一躍有名になった栗林氏。
その栗林氏はアメリカ駐在武官(大使館附)として駐在(ハーバード大に学ぶ)するなどし、仏・独志向の多い当時の陸軍内で数少ない「知米派」で、国際事情にも明るく、対米開戦には批判的だったとされる。

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