5月23日以降、日経平均株価は急落傾向にあり、東京株式市場は大荒れが。一時的なことといわれたが、もはや「アベノミクス」が大きな曲がり角に来ているのは確かだろう。
6月3日も日経平均は前週末比500円以上下げたが、6月13日は前日比843円94銭安の1万2445円38銭(冒頭写真)と、日銀の「異次元緩和」発表直前の今年4月3日以来の安値となった。下落幅も1143円下げた5月23日に次く今年2番目の大きさ。
この13日の急落、米国の金融緩和策の早期縮小懸念が再燃したことを背景に、株式から資金を引き揚げる動きが加速したことを契機にしているようだ。
しかしながら、では、NYダウを始め世界の他の主要株式市場が大幅安となったのかといえば決してそんなことはない。5月23日同様、東京株式市場(日経平均株価)だけが突出して急落しているのだ。(上写真=日経平均とNYダウとの比較チャート参照のこと)