アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙追及の反社への利益供与疑惑――明日、門真市議会で、「なぜ、市長は調査しない!?」と議員が質問

 明日6月3日(月)午前10時から、「門真市議会」(大阪府門真市)では13年第2回定例会が開催される。
その本会議終了後の総務建設常任委員会での園部一成市長(冒頭左写真の下人物)への質問が注目されている。
というのは、本紙が徹底追及している市発注の小学校解体工事における暴力団関係者への600万円の利益供与疑惑に関連した質問を今田哲哉市議(緑風クラブ)が行うからだ。
「解体工事の基礎部分の埋め戻しの疑惑などに関してです。600万円は元請の金川建設が下請けの『イケダコーポレーション』(大阪市浪速区)に無理やり、ガラ撤去について1200万円の下請け工事を出させ、それからバックさせたものです。ところがイケダがひじょうに渋ったことから、金川建設はイケダの損を補填すべく解体後の敷地整備名目で350万円の工事をイケダに発注しています。しかし、それはまったくの架空工事で、敷地のでこぼこ部分を外から持って来た土砂などで埋めた名目にしていますが、実際は撤去しなければならないガレキのかなりをその場に埋めた可能性があるのです。これが本当なら、350万円の公金を無駄使いしているだけでなく、そこの地盤が弱くなっている可能性もあり、実に由々しきことです」(議会関係者)
さらに後日の委員会で、亀井淳市議(共産党)もなぜ園部市長はいつまで経ってもこの疑惑の報告を出さないのか、やる気はあるのか旨の質問をするそうだ。
門真市では6月9日公示、16日投票の市長選がすでに決定している。当初、「大阪維新の会」の府議が出馬予定だったが、不祥事が表面化し出馬辞退。園部市長の3選が濃厚だが、今回の質問・回答結果次第では、市長選の行方にも大きな影響を与える可能性もある。
(上写真=疑惑の解体工事跡地の中学校建設の基礎部分。ここにも疑惑が)

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