アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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首都圏でもチェルノブイリ級の汚染――市民団体による土壌調査の驚くべき結果

 8月8日午後、参議院議員会館内で、市民団体「放射能防御プロジェクト」による記者会見が開かれた。
同団体は、福島第一原子力発電所から拡散した放射能の健康被害を懸念する市民が立ち上げたグループ。資金を出し合って民間の検査機関に依頼し、5月中旬から約1ヶ月半をかけて首都圏150カ所の土壌調査をした。
関東でこれだけまとまった調査結果が明らかになるのは初めてのこと。
詳細は調査結果の表と図(首都圏土壌調査の結果PDF、関東150ヶ所土壌汚染調査結果マップPDF。同団体WEBよりリンク)をご覧頂きたいが、いくつか紹介しよう。
埼玉県三郷市早稲田の植え込みから採取された土壌(7月17日採取)を測定したところ、セシウム134と137の合計で、1kgあたり1万4140Bq(ベクレル)を検出。この数値を1?あたりの数値に換算し、チェルノブイリ原発事故のセシウム137による汚染レベル区分と比較すると、「第2区分・特別放射線管理区域」に該当する。これは、移住が義務となり、農地利用が禁止される区域だ。

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