アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

実名報道でないから懲りない!? フジTV報道後も、別ルートで“死んだうなぎ”を加工販売!?

 本紙も報じている、日本最大のうなぎ養殖業者である「鹿児島鰻」(鹿児島県大崎町。斉藤雅之社長)などの養殖池で死んだり、死にかかったりしていたうなぎを、系列の「大崎町鰻加工組合」(代表は鹿児島鰻と同。株式会社)で加工し、中国産と偽って格安販売しているという疑惑、関係者によれば、7月20日の夕方ニュース番組「スーパーニュース」で約10分に渡って報じた後も、別ルートで販売を続けているという。
 消費者をバカにしたこの“事故うなぎ”販売疑惑、奧が深く、かなりの圧力があったようだが、それでも報じたフジTVはりっぱだと思う。
だが、会社名を「Z」(加工業者=大崎町鰻加工組合)と匿名にしたことで、打撃は少なく、反省の色がないというのだ。
そのフジTVの番組の録画を関係者から入手したので、番組を見過ごした読者向けに紹介しておこう。
鹿児島県内だけでなく、首都圏で販売されている可能性を示唆する発言など、この番組、本紙も知らなかった事実も含まれている。
番組は、まずZ社の関係者が、死んだうなぎを加工しろと業務命令され、「臭いがきつく臭かった」「白くなって腐っていた」という衝撃の証言から始まっている。
最初はそれでも鹿児島県産と産地は正しく表示していたが、売れないので、中国産と偽り、値段を下げたという(鹿児島県産のものが880円のところ、死鰻=成長途中なので小ぶりでもあり298円に)。しかし、それは無理もない。通常、うなぎは生きたまま加工される。そうしないと鮮度だけでなく、味も明らかに落ちると、番組中登場した、静岡県の加工業者はいう。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧