アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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投資家の提訴でーーAPF、出頭もせず全面敗訴

  本紙がこの間、疑惑を追及し続けているタイ投資ファンド「アジア・パートナーシップ・ファンド(APF)」(本社・タイ・バンコク。此下益司会長=冒頭写真)だが、償還期が来ても一切返金がないということで、ある投資家が東京地裁に提訴した件(事件番号は平成23年ワ第4742号。民事18部3B)で、APF側(被告)が全面敗訴したことがわかったので報告する。
投資を募った側が、償還時が来て残余資金があるにも拘わらず一切返金しないなど、通常はあり得ない話。だが、APFに関しては常套手段で、驚くに値しない。
が、この件で注目されるのは、APF側は呼出を受けながら出頭もせず、そのため全面敗訴したという事実。
水面下で提訴が相次ぎ、苦肉の反論さえも行えない状況なのか? しかし、APFは強かというか、悪質極まりないのは、民事故、資産隠しした相手に支払いをさせるのはなかなか困難である事実を悪用しようという戦略の元での出頭しないのは確信犯と思われる事実だ。

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