アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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防衛省A級競争入札業者「山田洋行」と三井住友銀行との只ならぬ関係(実例1)

 連載を続けている、内紛を機に数々の怪しげな動きや疑問点などが浮上している防衛省A級入札業者「山田洋行」(本社・東京都港区)だが、いよいよ本題の一つである三井住友銀行との只ならぬ関係を見ていこう。
 今回は東京は渋谷区渋谷2丁目にある山田洋行グループの一社「弥生不動産」が所有していたビル(右写真。黄色線で囲んだビル)を巡る取引から。
 弥生不動産が山田洋行の実に95%もの株主であることは、以前述べた通りだ。 このビル、JR渋谷駅にもほど近い南青山通り沿いという超一等地にある。地下1階地上9階建て。約12年前、山田洋行グループが建てたものだ。
 そして、このビルには合計75億5000万円の根抵当権が三井住友銀行によって設定されていた。

 だが、2005年8月にこのビルは売却され、その直前、前出の根抵当権は抹消されている。
 このビル建設時の土地購入も含めた費用は三井住友銀行から借りている。そして、その後、山田洋行グループの業績は決して順調ではなく、返済はほとんど進んでいなかったと思われる。
 三井住友銀行の不良債権処理の一貫なのか、ともかく同ビルは売却された。関係者によれば、売却代金は約20億円とのことだから、三井住友銀行はかなりの損切りをしたはずだ。
 売却先は米国ネバダ州ラスベガス市の会社だ。
 ところが、前出の関係者によればこの米ラスベガスの会社は山田洋行のダミー会社なのだという。
 なるほど、そう聞けば売却後も、同ビルの名前も、使用者も以前通り、変わらないのも納得できる。ビル名は「山田青山ビルディング」(冒頭左写真)。
 そして同ビルには、新橋の山田洋行本社ビルと並び、山田洋行グループ企業(そのかなりがペーパーカンパニーと思われる)の多くが入居している。
(写真=裏口の郵便受けの一部)

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