アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(54)上場企業(関連)不祥事

それだけ上場企業の質が落ちたということだろうか。   つい最近も、粉飾決算や詐欺容疑などで事件化ないし問題が大々的に表面化しそうな案件が4件も耳に入って来た。  内2社は東証、1社はヘラクレス、もう1社はすでに上場廃止(ヘラクレス)になった企業に絡む件だ。  まずは冷凍食品専業大手の「加ト吉」(東証1部。本社・香川県観音寺市氏)。「循環取引」(早い話、粉飾決算のこと)があるとされ、すでに今年1月、内部調査委員会が設置されて検討されているが、近く結果が発表されそうだ。同社は今年3月期決算で約75億円の特別損失を発生させているが、その額はその何倍にもなると思われる。  一方、本紙でも一度、取引トラブルの件で報じたことのあるヘラクレス上場の「ダヴィンチ・アドバイザーズ」(東京都中央区)の疑惑も粉飾に関するものだ(写真チャート図=「日経」2月15日より、参照のこと)。  同社はこの3月13日、金融庁より子会社が業務停止命令3カ月の行政処分を受けていると発表した。ダヴィンチ社は不動産ファンドを運用しているが、同ファンドが購入した不動産を子会社(投資法人)が高値で買った疑惑が出てのこと。処分対象は、ダヴィンチ社が他の投資法人と新規に資産運用委託契約を結ぶことを禁じているだけで、実質、支障は何もないと同社は強気の姿勢。だが、この行政処分で明るみに出た件はほんの一部に過ぎないとの見方も出ている。  後の2件は、すでに当局が手をつけている企業絡みの新たな捜査の動き。  東証2部の不動産会社「菱和ライフクリエイト」(東京都渋谷区)の虚偽登記事件で、西岡進前社長が無罪になったのは本紙でも既報の通り。だが、西岡前社長に目をつけた当局は未だ彼の逮捕を諦めていないようだ。 「先週末から、以前から疑惑が出ていた新橋駅前の物件の件で関係者の事情聴取を始めた。不動産会社『ABCホーム』が絡んでいるのも、当局がより興味を引かれる要因になっているのは間違いない」(事情通)。  もう1件はヘラクレスの上場廃止になった「アドテックス」の関係。本紙でも既報の、H氏に対する大量の同社株式の詐欺容疑で、やはり先週末から事情聴取を始めたという。 「Hが株券取得のためにその名を利用したとされる英国の財団側が怒り心頭で、“さっさと捜査しろ!”と要請があったとも聞いています。当局はTもターゲットに入れている」(別の事情通)。…

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧