アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙既報の高級腕時計転売詐欺話――仲間割れで事件化の様相。信販会社の闇にも迫れるか

 本紙は今年4月17日、「高級腕統計の転売詐欺話にご注意――なぜ1人1億円もの信販が所得証明なしで通ったのか!?」というタイトル記事を報じている。(冒頭写真=オーデマ・ピゲの高級腕時計。詐欺話の材料に使われた)
この民事訴訟の第1回口頭弁論が5月29日午後1時15分から東京地裁であったのだが、その結果、実に興味深い事実がわかった。
事件の概要は前回記事をご覧いただきたい。また、詳細は追って報じるが、被害者の一部が和解していたことがわかったのだ。
 傍聴した関係者がいう。
「被害者に信販を組んで買わせた高級腕時計を中国で転売して来るといって預かりドロンした被告Hについては、本人も代理人弁護士もこの日、出廷していなかった。どうやら、責任を認め自白した格好です。もっとも、そんなことを、親分筋の同じく被告に問われている、この詐欺話のカモを釣っていた『博報堂』出身のOの許可なくやれるとも思えません。同じくOも実質は“自白”しているのでは」
要するに、被告4人のなかで、すでに観念したとも見られる実行部隊役のH、Oと、この詐欺行為により売上げアップを図り、故に徹底抗戦の高級腕時計店(東京都渋谷区)のY社長、S常務との間で内紛になっているようだというのだ。(横右写真=原告の1人が結んだ信販契約書。なぜ、3600万円もの高額で、所得証明書提出もなく通ったのか謎だ)

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