アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「事務所費問題」記事で、提訴していた小沢一郎民主党代表(小沢暴露本出版の情報も)

3月7日夜の会談で、「小沢さんの問題、安倍総理だったら国会で持たなかった。自信をもってやりなさい」と小泉前首相にエールを送られた安倍首相。この発言は、野党党首よりはるかに責任の重い総理の身でこんな問題が出たら辞任ものという意味で、小泉前首相もそれだけ問題があるといっているに等しい。  その本紙でも既報の小沢一郎民主党代表の事務所費問題(資金管理団体資金で計12件、計約10億円分の不動産を購入している事実)、実はすでに昨年5月22日発売の『週刊現代』が記事にしていた。  タイトルは「すべては田中角栄の猿マネーー小沢一郎民主党代表の“隠し資産”(6億円超)を暴く」(=冒頭写真。長谷川学氏の署名記事。5頁)。  ただし、04年度の資金管理団体「陸山会」の政治資金報告書を元にしたもので、今回、特に注目された東京・深沢の「秘書独身寮」の物件は含まれていない(これは05年度記載)。  小沢一郎氏が06年4月7日に民主党代表に。それに併せた記事のためで、小沢代表だけでなく、民主党も連名で9月7日に提訴した。6000万円の損害賠償と、謝罪広告を求めて東京地裁に起こしたもの。  提訴理由としては、「小沢代表体制を狙い打ちしたもので、小沢、民主党のイメージダウンは大きい」旨と共に、「政治団体所有物件を、小沢氏個人の資産のようにねじ曲げて伝えている」からとしている。  確かに、タイトルだけ見ると「個人資産」のように勘違いする作りだが、しかし、小沢氏側の資金管理団体は「権利能力無き団体」で登記名義に使えないから、小沢個人名義になっている旨の言い分もちゃんと記している。「(個人)資産形成が目的でないのか」(記事小見出しより)との疑惑からの記事で、それは今回の事務所費問題の核心でもあり、この問題が発覚したことで、裁判は小沢氏に不利になったのではないか。  一方で、永田町界隈では、近く小沢代表に関する暴露本が出るとの観測がかなり広く流れている。  著者としては、小沢代表の秘書を25年務め、代議士(自由党)も一期務めたものの、その後、離反した高橋嘉信氏の名が挙がっている。元側近中の側近で、小沢氏の資金や手法をもっとも知っている人物だけに、事実とすればそのダメージは事務所費問題程度では済まない可能性が高い。  そのため、各社確認すべく高橋氏に連絡を取っているが、「所在不明」になっているという。  出版元としては文藝春秋社、新潮社等の名前が上がり、来週にもまず週刊誌の方で前振りの特集記事が出るとの観測も流れている。また、いまからではインパクトが薄れるので、7月の参議院選挙のもっと直前に出るとの見方もあるが、各社否定しており真相は藪の中だ。  ただし、繰り返しになるが、このような暴露本情報がかなり広範囲に出ており、めぼしい出版社に関係者がツテを頼って確認電話を内々に入れているのは事実だ。…

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