アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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国内初! 保険医登録取り消し処分、「過酷過ぎる」と処分取り消しの判決

  本紙では昨年、患者のためを思ってしたことが、逆に保険の不正請求だとして、保険医登録を取り消される医師が少なからずいることを紹介した(自殺例もある)。
医療費削減を目指す国、厚労省(社会保険庁)は紋切り型かつ強権的な保険診療のチェクを行うなか、逆に良心的な医師ほど保険診療取り消し、すなわち医師にとっては“死刑”にも等しいケースが増えているようだとして、「みぞべこどもクリニック」(山梨県甲府市)の溝部達子医師(下写真)のケースを取り上げた。
保険医登録取り消し処分に対する、その取り消しの行政訴訟で医師側が勝訴したケースは皆無に近く、その道は極めて厳しいが、そんななか、今回の処分取り消しの初判決は、地裁段階とはいえ画期的だし、溝部医師にとっても明るいニュースといえそうだ。
去る4月23日、神戸地裁において、その判決を受けたのは眼科医の細見雅美氏(45)。
裁判長は不正請求の「悪質性はさほど高くないうえ、医院廃業という重大な不利益を受けた。さらに5年間も勤務医としての道も閉ざす保険医登録取り消し処分は過酷すぎ、妥当性を欠く」として処分を取り消した。
すでに1カ月以上も前のことだが、一般紙で報じたのは「毎日」のみ、それも「神戸版」だけ。そのため、本紙も関係者から教えてもらうまで気づかなかった。また、他のネタとの兼ね合いもあり紹介するのが遅くなってしまった。
その記事報道によれば、厚労省は「処分が重い」との理由で処分が取り消された例は国内では初のことだという。
(冒頭写真=「兵庫保険医療新聞」04年11月15日号。取り消し処分時から、疑問視されていたことが伺える)

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