アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

クオンツ、明日の臨時取締役会に注目

 本題に入る前に、関連するマザーズ上場「アーティストホールディング」の5月2日のIR広報に、「一部インターネット情報サイトの掲載記事について」なるタイトル広報(横写真)がされた件について少し触れておく。
これは、本紙が4月30日に報じた「「アーティストハウスの不可解な3億円仮払い」記事を指しているのは明らか。
アーティスト側も認めるように、平原宏一社長が同社の資金3億円を極めて不適切な方法で持ち出しているのは明らか。
「アーティストの運転資金は極めて乏しい。だから、この間、クオンツが貸してやり、それが積もり積もって7億5000万円余りになり、ミュージックランドの土地に同額の抵当権が付いているわけです。こうしたなか、増資を行ってようやく自社で8億円の資金調達をしたのだが、時期的に考えて、この3億円はこの8億円分から出た可能性が高い。それでも、アーティストはいまも8億円の資金がほとんど手つかずのままそっくり別口座に移し替えられているというのでしょうか」(関係者)
さて、本題に入ろう
一度は中野治社長の欠席で延期になった、ジャスダック上場のファンド運営会社「クオンツ」(東京都千代田区)の臨時取締役会が、明日開催されるとの情報が飛び込んで来た。
本紙は4月24日、中野社長にインサーダー疑惑が出ていると報じたが、この臨時取締役会の席では、その件に加え、さらにこの間、中野社長が取った不可解な2つの行動に関しての釈明もなされる模様だという。
では、その2つの行動とはいったいどういうものなのか。

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