車を購入し、故障した場合、他の商品同様、保証期間内で、保証対象の故障と確認されれば、当然、無料で修理などをしてもらえる。
これに対し、“規定外”の文字からも察せられるように、実は保証対象外でも、東証1部、中堅自動車メーカー「マツダ」(本社・広島県安芸郡)は保証するケースがあり、そのための専用の「規定外費用申請書」が存在。本紙・山岡はこの結果、保証をしたことを証明する約100件の申請書コピーを入手した(以下にその一部を転載)。
情報提供者によれば、その数は年間100件近く、その支払額は総額1億円程度になるのではないかという。
詳細は、明日(7月1日)発売の月刊経済誌『ZAITEN』でレポートした(冒頭写真記事。3頁)のでそちらをご覧いただきたいが、最大の関心事はなぜ、保証外でも応じるのかという点。
マツダは、こうして保証したトラブル情報もすべて国土交通省自動車交通局のリコール対策実に送っているから問題はないというが、情報提供者は「規定外費用申請書」の存在自体は国交省側は知らないという。