アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙指摘の国有地払い下げの福田会―鈴蘭会―森友学園の接点

財務省所有の国有地がタダで、安倍首相の妻・昭恵氏が後援会長を務める社会福祉法人「福田会」(東京都渋谷区)に払い下げされていたことなどは、文書改ざんで財務省が注目されるなか、3月15日、本紙過去記事を再掲したわけだが、この福田会と、渦中の「森友学園」とが、「鈴蘭会」(福岡市)という一般社団法人を介して奇しくも接点がある事実を省いてしまっていたので追加報道する。
鈴蘭会は、同地のフリースクール経営者が、江戸時代の寺子屋教育で行なわれていた「素読」を不登校や家庭内暴力、非行などの問題を抱える生徒にやらせたところ、高い教育効果があることがわかったとして、14年1月、設立された。代表はフリースクール経営者と同じ。
昭恵氏は、このフリースクールで「素読」しているところを約10年前に見学。「素読」に感動し、経営者に「一緒にやりましょう」と話し、鈴蘭会設立に当たり名誉会長に就任していた。ただし、鈴蘭会のHPによれば、この3月19日現在、昭恵氏は退任したという。
その鈴蘭会は全国に素読を普及させる活動を行なっており、東京においても素読の会を開催しているが、その定期的開催は、昭恵氏が後援会長を務める「福田会」の施設を利用しているという関係にある。(冒頭写真=鈴蘭会の素読会を取り上げた「福田会」広報誌より。14年秋号)
一方、森友学園と鈴蘭会との接点だが、

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