アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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警視庁が捜査に着手した「前田建設工業」元副社長も被告訴人の手形詐欺事件の奇々怪々

 事件は約3年前に起きたことだが、つい最近、警視庁捜査2課が正式受理し、捜査を始めたことがわかった。
詳細は今月1日発売の『ZAITEN』記事(2頁)をご覧いただきたいが、この事件、実に奇々怪々なのだ。
岐阜市のS社が、東証1部「前田建設工業」(東京都千代田区)の当時の代表取締役副社長(現在も顧問)個人宛に振り出した額面1億円の約束手形(同氏の裏書きあり)を、告訴人は約5000万円で割り引いてあげた。
個人とはいえ、東証1部建設会社の代表権を持った者が、前田建設工業役員室で告訴人と面会し、「リベートに絡むおカネなので個人名でしかサインできないが必ず買い戻します」と証言したとされる。
それを信じた結果だというのだが、後日、そんな証言はしていないと反故にされ、手形は盗難され、除権判決が出たものだったことがわかったという。
(冒頭写真は問題の約束手形コピー。以下に裏書き部分を転載)

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