アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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朝日VS“防衛利権フィクサー”=秋山直紀氏の名誉毀損訴訟は朝日に軍配(しかも秋山氏個人は途中で原告を降りていた)

 6月20日、東京地裁は、秋山直紀氏が専務理事を務める外務省管轄の(社)「日米平和文化交流協会」が朝日新聞社を訴えていた件で、同協会の請求を全面棄却していた。判決文(以下に掲載)を入手したので報告する。
朝日新聞社は07年11月30日、旧防衛庁発注の福岡県苅田町の苅田港海底で見つかった旧日本軍毒ガス弾処理の仕事の一部を、秋山氏の政治力で持って山田洋行が受注、その見返りに山田洋行側から秋山氏側に1億円を支払ったのではないか、という疑惑について報じた(冒頭写真=5月22日に行われた参院外交防衛委員会における証人喚問で、「(秋山氏から)苅田港の現地対策費として1億円の支出をしてもらえないかといわれ、対策費として出している」と述べた宮崎元伸・山田洋行元専務)。
これに対し、まったくの事実無根で、これが名誉毀損に当たるとして、当初は協会だけでなく秋山氏個人も訴え、秋山氏はそのことを同協会理事にわざわざ文書まで出し報告していた。ところが、途中で秋山氏個人は原告から降りていた。
(上写真2枚=7月2日の日テレ系番組「NEWS ZERO」映像より。5月22日の証人喚問があった当日、久間氏は「千年の杜」との関係でロシアを訪問しており、その際、秋山氏と思われる人物から国際電話がかかり、「1億円」についての会話があり、それを番組取材班は偶然捉えた。左写真の後姿の人物は久間氏)

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