アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「モック」第3者割当(約10億円)で登場した生田澄子氏の言い分(インタビュー)

結婚式などウエディング関連プロジュース主力のマザーズ上場「モック」(本社・東京都中央区。山田信房社長=写真)に関して、最近、本紙は何度か報じている。 上場廃止になった元ヘラクレス上場「メディア・リンクス」は、資金繰りが火の車だった当時、金融会社「いくた」の生田澄子氏の援助を仰いでいた。当時、本紙・山岡はその件で取材したことがあるが、彼女やその周辺の暴力団関係者に、メディア・リンクスは翻弄された挙げ句、潰れたというのが正直な感想だ。その彼女が同じく、資金繰りが厳しくなっているモックに登場、それも投資事業組合の代表として表に顔を出して来たので、注目した結果だ。 その生田氏が、知人を介して会いたいと言って来た。そこで本日午後5時過ぎ、都内ホテルの喫茶店で再会した(前回、一度、「いくた」で取材している)。 以下は、その際の彼女の主張だ。 一言でいえば、本紙・山岡が過去に書いた内容はまったくのデタラメということに尽きる。ただし、自分にも誤解を受けかねない点があったのは事実で、今回は全力で山田社長を支援しており、ほどなく同社を立ち直らせるから、ともかく見守っていて欲しいということだった。 以下、その生田氏の言い分だ。 取材したのは約1時間。読み易いようにインタビュー形式にしているが、主要な箇所のみ、それも要約していることを断っておきたい。 「モックの件を話す前に、まず私の土台の部分を話しておきたいの。 私は東京生まれ。複雑な家庭の事情などから(父親は金融業を営んでいたとのこと)、自然と、ヤクザやその周辺者、その一方で政財界の方との人脈もできました。しかし、私は基本的にヤクザは好きじゃない。昔、父の会社の関係でお世話になっているから、おつきあいはします。しかし、ヤクザと一緒になって仕事をしたことはありません。今回のモックで、(本紙記事に)政治家の名前が出ていますが、こちらもモックとは関係ない。私の人脈の中にそういう方々もいるに過ぎません」 ーーしかし、メディア・リンクスの件では、新堂(吉彦)元社長が証言したりしている。 「あなたが書いているメディア・リンクス関係の記事はまったくというほど事実と違います。だから、本当のことを知っている方は皆、あなたはとんでもないデタラメを書く者だと皆、笑っていますよ。証拠は全部、大阪地検にも提出しており、捜査員もわかっていることです。 新堂社長がどうしても困っているからとやって来たので、親切心でまず1億円ほど貸してあげた。でも、そうとう苦しいということなので、会社としてではなく、私の自由になるおカネのなかから貸して上げ、利子も取りませんでした。 当時、新堂さんはハルシオンとか変な薬をやって女性と遊んだり月に3000万円もの無駄なお金を使っていることがやがてわかったので、もっと節約し、そんなお金を払う余裕があるなら従業員にちゃんと給料を支払いなさいと指導もしました。さらに彼が発行したニセCBや手形など、ヤクザ側が担保に取ったものも全部、私が代わりに回って借金を支払い回収しました」 ーーでは、感謝されこそすれ、なぜデタラメを言われるわけですか。 「ですから、私の周りには許せないという方もいます(現在、新堂元社長は服役中)。 上場企業で、まさか売上げ実態がないなんて思ってなかった。ところが、上場前からメディア・リンクスはほとんどが架空売上げで実態がない会社でした。これまでの経緯から、私がメディア・リンクスを引き続き経営すればという話もあったが、実態がないのではどうしようもなかった。その結果、私は7億円以上の損失を出しました。 ただ、最初にキチンとあの会社のことを調べておけば関わらなかったわけで、そのことは反省しています。また、彼の出した手形のサルベージなどで、つきあいのあるヤクザ関係者のお世話になったことはあります。でも、それだけの話です」 ーーそれがなぜ、今回モックなんですか。 「だから、今回、人づてにモックの件で相談を受けた時も、メディア・リンクスの件があるので、最初の3か月間は何度頼まれても断り続けていたんです。 でも、山田社長は新堂さんと違って一生懸命仕事をしているし、ちゃんとした経営実態もある。それでも借金が50億円ほどできたのは、次々とM&Aしてモックは大きくなったわけですが、そのなかに回収不能になった会社が10数社あったから。本体はちゃんとしているんです。 それで最後は紹介者の手前、引き受けざるを得なくなり、それなら今度はちゃんと自分の名前を表に出し(投資事業組合代表として)立て直しを行うことで、メディア・リンクスの件などで立った汚名がデタラメであることを証明しようと」 ーーそのモックをオアシスは乗っ取ろうとしており、そのオアシスは本社は米コネチカット州となっていますが、多くの“危ない”上場企業に投資しており、実際は日本の仕手筋関係のダミーとの説もあります。また、今回投資の背後には一部上場企業が控えているとも言われますが、ご存じですか。 「その(仕手筋関係のダミーの)可能性はあると思います。一部上場企業は確かにいます(ただし名前は言わなかった。替わりにファンド等をダミーに買収する例として)例えば、クオンツの山田(恭太社長)さんとかそうでしょう」 ーーオアシスは(転換社債を引き受けている関係で)多くのモックの株を取得するため、猛烈に売りをかけてくるのでは。 「それは無理です。私は食べていけるだけの収入はありますが、資金力はありません。しかし、私の周りには支援してくれる多くの方がいます。ですから、一時モックの株は2万3000円ぐらいまで下がった時も、ほどなく4万円まで戻しました。それは私の支援者が買ってくれたからです。それも信用買いではない。ちゃんとした投資家が自己資金でです。 私、数日中に米NYに行ってきます。向こうの富豪の方に会って来ます。そして、近くオアシスの20億円近い出資分はちゃんとお支払いして引いてもらうつもりです。外資ファンドの圧力には負けません」 ーー山田社長に融資の件でK氏が接触した際、生田さんが同席したと聞いています。 「確かに昨年12月に会いました。私の人脈で調査したら素性がわかったので、“あなた、北朝鮮のお金なんか入れたら何を言われるかわからないでしょう”といって私がお断りしました。名刺交換はしなかったですが、最初、ズラッと10名ほどで来られ、そのなかにはヤクザと思われる方も数名いました」 ーー生田さんのことを、後藤組だと断言している方もいますが。 「まったくあり得ない話です。モック所有の遊んでいる不動産があったので、それじゃあ、売却したらとちょっと話したら、私を名指しではないですが、もうモックがヤクザ関係者に不動産を取られたとかいう噂が出ている。違うんです。ヤクザ関係といえば、WのKさんとかのことを言うのですよ。 私ももう年です(50代と思われる)。確かに若いことはずいぶん無茶をしたこともありました。しかし、この年になって後ろに手を縛られたくないですよ。モックは必ず再建させます。 オアシスとの件はこの2月中には決すると思います。4月までには処理を終え、その後はイギリスにしばらく留学したいと思っています。いまの私に足りないのは語学力だと思っているからです。 私、自民党支持者です。政府関係の委員などをやっています。今後は日韓、東南アジアとの交流など国際的な意義のあることをやって行きたいと思っています」…

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