アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(29)なぜか“納豆ダイエット捏造番組”問題で、名前が出ない新興上場企業

 ご存知、『発掘! あるある大辞典?』(フジテレビ系)の納豆ダイエット特集で、データやコメントに捏造があったとして、制作した関西テレビが謝罪会見をしたのは1月20日(土)のことだった。 この番組の構成を担当している1人が専務を務めるG社が、連結子会社になっている上場企業がある。しかも、問題の番組は関西テレビと制作会社「日本テレワーク」が共同制作していることになっているが、実際は複数の下請け会社が順繰りで制作していてG社はその1社。しかも、この上場企業の別の連結子会社W社は写真のような本を発行してもいる。前作は20万部を超える大ヒット。これで関係ないでは済まないのではないか。 今回は納豆ダイエットが問題になったが、例えば、本書に同じくダイエットに効果ありとされているものとして「寒天」が大きく取り上げられている。だが、寒天は植物繊維の塊でカロリーがほとんどセロだから、満腹を感じて他のものが食べられなくなる結果、ダイエットに通じるだけの単純な話。寒天自体にダイエットのための有効成分が含まれているわけでなく、大発見のように取り上げる話ではない。 捏造ではないが、他にもテレビで大々的に取り上げるような素材や方法かと、疑問を感じないわけにはいかないものがある。 (追加情報。1月30日、同書で紹介の「ミソ汁」ダイエットにつき、番組中で「効果が高い」と発言したとされる米研究者が否定。これも捏造の可能性アリと「毎日新聞」が報道)。   さて、指摘する上場企業とは、マザーズ上場の「アーティストハウスホールディングス」(本社・東京都渋谷区)。 今回の問題以前から、他の連結子会社がアダルトビデオをやっているとか、本体で増資を頻繁に繰り返しており、その引受先等に問題はないのかと取り上げられたこともある。 さて、G社とは「ジーワン」、W社は「アーティストハウスパブリーシャーズ」。 そして「あるある」番組の構成作家として活躍しているジーワンの専務とは高瀬真尚氏(広告とコンサルの「ズノー」代表取締役でもある)。この高瀬氏はアーティストハウスホールディングスの大株主(1・3%)。ジーワン社長の高瀬美佳氏も同(1・3%。ジーワンはこの2人が50%ずつ所有)。おまけに、あくまで匿名の「2ちゃんねる」のことだから真偽は不明ながら、今回の問題は高瀬氏に大きな責任があるとの書き込みもある。 ところが、アーティストハウス自体も何ら今回の件でコメントしていないものだから、こうした関係や事実はほとんど一般には知られていないようだ。 問題報道後、本来、株価に影響しても不思議ではないが、アーティストハウスの株は1月19日終値1万3980円だったところ、週明けの22日の始値は1万4500円、同終値は1万5980円と上がっており、その後も好調を維持している(写真は冒頭書籍の奥付)。…

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