アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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破綻した「近未来通信」の犯罪(4)ーー営業なしで、2年経てば初期投資の1000万円以上を回収できると謳う

 経営が実質、破綻して以降、未だに雲隠れしている石井優「近未来通信」社長(左写真)。
経営者として無責任の極みだが、それを棚に挙げ、破綻したのは大手マスコミが「自転車操業だ」などと報道したせいと主張を展開、しかもここに至っても、今後、石井社長に代わって日置茂専務取締役を中心に経営を継続して行くとの文書(12月9日付)を中継局オーナーと代理店宛てに出していることがわかった。
その文書のなかで特に注目したいのは(3枚の同文書は以下に掲載)、「中継局オーナーの方は、ある程度の安定した利益を期待されて当社の事業に参加されましたので、不満なきよう、当社の利益の中から実際の通話収益にプラスして還元金を支払っておりました」と、あかたも会社側は良心的で、そのことが「自転車操業」を招いたかのように責任転嫁した記述がある点。
そもそも「営業なしで継続的な収益が得られる」と宣伝し、オーナーにならせたのは誰か(冒頭右写真)。しかも、初期投資は約1130万円(8回線の場合)だが2年経てば元を取れ、後は毎月約80万円の利益が得られると売り込んでいたのだ(横写真)から、その通りにならなければオーナーが不満を抱くし、それだけの利益が見込めなければ元々オーナーにならなかったはず。
掲げた事業がそもそもデタラメで、それを誤魔化すために収入もないのに多額の還元金を払っていただけのことではないか。

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