ビー・エヌ・ピー・パリバから300億円の資金調達が出来たと思ったら、実際は「スワップ」取引の条件が付いていて、その間、アーバンの株価が予想を超えて下落したため約90億円しか調達できず、結果、58億円の営業外損失まで発生したというこの取引。 さすがに本日の「日経」も看過できないとして、先の記事に続き、社説でも取り上げているので転載しておく(左写真の記事)。 当局の事実関係調査も求めている。 それにも拘らず、アーバンはこの事実を、民事再生法を申請した同日、つまり8月13日になってようやく開示(右写真)。もっとも、「一部訂正及び営業外損失の発生」のタイトルのように、株価が想定を越えて下落したのが悪いと他人事の書き方で、投資家等に対してお詫びの言葉一つさえもなかった。 これでは、投資家にとってはまさに詐欺に会ったようなものだ。 TOBの情報、そして民事再生法がいったん見送られていたという情報も含め、徹底して事実関係を調査しそれに見合った処分が下さられなければ、株式市場全体が信頼を失ってしまうだろう。…