亀井郁夫参議院議員(広島県。当選2回)といえば、亀井静香代議士の実兄で、「国民新党」副代表を務めている。
その亀井議員が、帝京大学医学部の裏口入学の仲介で、2億1335万円を騙取されるなどしたとして詐欺罪で告訴された。
告訴したのは、「川手内科クリニック」(広島市)の故・院長の妻。
例え、事実としても、払う方も払う方ではある。とはいえ、7月22日、「告訴状」(冒頭写真)は東京地検に提出され、すでに正式受理になっているという。
詳細は『週刊新潮』(8月7日号。3頁記事。上写真)をご覧いただきたいが、亀井議員は裏口入学の仲介代として2005年までの約4年間に夫人から計2億1335万円(病院の立替分3910万円も含む)。この他にも亀井議員の後援会への寄付435万円、パーティ券計160万円、さらに帝京大学の沖永荘一総長への贈り物として計1110万円を取ったという(その「一覧」を以下に転載)。
もっとも、領収証は存在しない。
また、亀井議員と2人だけで直に手渡していたので、基本的に証言者もいないようだ。
もちろん、亀井議員は「一銭もカネは受け取っていない」と完全否定している。