本紙は今年6月24日、「宝田陽平の兜町アンダーワールド」の連載のなかで(158回目)、大成建設、清水建設、鹿島といったわが国を代表するゼネコンもアスベスト除去を下請けに出している(いた)、わが国を代表するアスベスト除去会社の疑惑を報じている。 ただし、この時点では社名は完全に伏せていた。
以来、1カ月半余り。
本紙はその間、告発した高橋健一元業務管理部長(左写真)の証言だけでなく、周辺取材、他の物証なども得、疑惑が濃厚と思ったので、8月8日に電話して許可を得た上で、その企業「サン・クリーン」(埼玉県久喜市。高澤謙之社長=右写真)の宮田淑尚常務取締役に取材申込書(冒頭写真)をFAXした。
これに対し、サン・クリーンの宮田常務から8月11日に返って来た返事は実に意外なものだった。
事は重大だから、本紙は1週間余りの猶予を設け同社に出向くとし、また同社が望めば追加で詳しい質問状を送るともいっているのに、こうしたことを一切無視して「取材には応じられない」といって来たからだ。
(以下に、県に関係者が出した「告発文」転載)